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イメージ写真

2×4工法

6面体の箱型構造が、耐震・耐久性にも強さを発揮します。

在来工法に比べて抜群の耐震性を持つツーバイフォー工法の秘密は、
家全体が四枚の壁(垂直面)と床・屋根(水平面)の6面体からなる箱型構造にあります。
箱型構造の場合、各面がそれと接する他の面によって支えられているため、
外力が一点に集中することがなく、各面にバランスよく分散されて揺れや倒壊を防ぎます。
これに対して、在来工法は柱、梁、筋交いで軸組をつくるため、
外力が各接合部分に集中し、面ではなく点で力を受け止めることになるので、
地震の際に大きな被害を受ける可能性が高くなるのです。

  • 2×4工法
  • 通常の在来工法

耐震・耐風性

横揺れが非常に少ない、安心の住宅工法。

地震による揺れや台風の風圧は、いずれも水平方向に力が働きます。このとき横揺れが少なければ少ないほど強固な住宅ということになります。在来工法の筋交い入りの耐震壁は、水平力が働いた場合許される傾きは高さの1/120、壁の高さが2700mmの場合22.5mm、2階建ての場合2階頂部の傾きは45mmとなります。ツーバイフォー工法の場合、許される傾きは壁の高さの1/150以下、壁の高さが2700mmの場合は18mm、2階建ての場合頂部の傾きは36mmとなります。在来工法に比べ、この横揺れが1/1.25以下と少ないツーバイフォーの家となっています。

概念図

耐火性

ファイヤーストップ構造。

ツーバイフォー工法住宅で使用している幅38mmの構造木材は、着火から燃え抜けるまで約30分かかることが実証されています。この構造木材は防火木材として認められ、火災拡大防止材(ファイヤーストップ)として居室の間仕切り壁の床組部分、床根太、主要な部分に使用。延焼防止に重点を置いた構造によって、避難に充分な時間的余裕を与えます。また、面構造による密閉空間が酸素の供給をより少なくし、火災の拡大防止に役立っています。

水蒸気を出す石膏ボード。

木材を火から守り、木材の着火温度250℃になるまでの時間を遅らせる方法として、ツーバイフォー工法では、厚さ12.5mmの石膏ボードを内装下地材として張りつめています。この石膏ボードの中には、約21%の結晶水が含まれていて、ボード表面が火にふれると熱分解を起こし12.5mm厚で約25分間もの間水蒸気を発生し続けます。

ファイヤーストップ材による区画

断熱性

住宅自身が断熱構造。

在来工法は柱・梁などの「線」を何本もつなぎあわせて床・壁・屋根を造るため、接合部が複雑で隙間が生じることが多く、熱が外部に逃げやすくなり期待した断熱効果を得ることが難しいといえます。ツーバイフォー工法住宅では、外部に接する壁に構造用面材を配し、内側に石膏ボード、天井にも石膏ボードが全面に使用されている、壁・床・屋根の6面体からなる箱型構造のため、外気を完全に遮断。非常に気密性の高い断熱住宅とり、省エネ効果も発揮します。

遮音性

高気密住宅は遮音性も抜群。

ツーバイフォー工法による気密性の高さは、遮音性の良さも生み出します。また、外周壁は外壁仕上げ材、構造用合版、断熱材、石膏ボードなど幾層にもなっているため、車などの外の音に対してはもちろん、室内のピアノやステレオの音にも高い遮音性を発揮します。またひと部屋づつが高い気密性を持っているため、部屋相互間のプライバシーを保ちます。

概念図